
2.首都高速をかけぬけろ!
無事、研修会は乗り切った。 正確には、研修会が終わった後の世界旅行の方がキツかった。 南極に始まり、カナダ、アメリカ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、ロシア、最後になぜか北海道。 なんでこうなったとボクの方が叫び...
長崎大学保健福祉学科からの帰り道。ボクの意識は、ただの車から、ひとりの少女へと変貌を遂げた。その後の顛末。
コーイチちゃん。
ある日、LINE上で、コーイチちゃんの執筆をお願いされてしまった。
研修会の送迎の、恋愛とは無関係なカップルの、シンクロ率400%のやりとりの中で誕生した彼女。
誰がなんと言おうと、女性。
ヤンキーで、ヤンデレで、ドランカーで、男気があって、曲がったことが大嫌いなショートカットの僕っ子。
それなのに、軽自動車。
車種は、スズキのワゴンRだったろうか、、、なかっただろうか。
さて、どこから見ても、立派な自動車でしかないコーイチちゃんの物語を、令和3年の締めくくりの大晦日の夜に、みなさんのもとに、お届けしようと思う。